頑張ることと、逃げてもいいこと

昨年あたりから、部屋の片づけを頑張っています。感覚と衝動で生きてきたところがあり、学生から社会人になりたての頃は時間にもルーズなところがありました。

時間を守ることは何とか克服できたのですが、片付けや整理整頓にはまだ苦手意識があります。物を捨てることはできるんですが、収納方法がよくわからないのです。今は収納方法を紹介しているブログを見て方法について勉強しています。

何回かこのブログでも書いていますが、私は太陽・月・ASC・水星・天王星が火の星座、金星・火星・土星・海王星・冥王星が風の星座、木星が水の星座という、ほとんどの惑星が火と風で構成されているホロスコープであり、土の星座が一つもありません。

整理整頓とか計画的な生き方というのは土星座、特に乙女座の領域ですが、乙女座には星はおろか感受点や小惑星すらないのです。6室にはベスタがありますが、私の場合、これは別の事柄での奉仕を表していますので、片付けが苦手で当たり前、更に人生で取り組む必要がないものなのです。

苦手というのは克服した方がいいもの、特に片付けはできないとまずいもの(特に女性は)とされています。私は太陽と土星がオポジション(180度)なので、苦手なことから逃げてはいけない、頑張ることが良いことだと思ってしまいがちなのですが、頑張ることを誤ると人生の発展を妨げることすらあります。

頑張るべきこととは

では、何に対して努力すればいいのでしょうか?答えは土星が示しています。

例えば、私の土星ですが、天秤座で3室にあります。この土星が示すことは・・・コミュ障です。今でこそ占いや営業などコミュ力だけで生きていますが、子供の頃は人間が苦手で、何を話したらいいか全くわかりませんでした。

話が続かず気まずいので、通学路で同級生と会わないように遠くから見て確認して速度を調整して通学していました。幼稚園から大学生くらいまで修行の時代が続きます。特に中学生の時はカーストが低かったもので苦労しました。怒らせたり嫌われたりしてもいけないんですが、下に見られすぎてもいけないんですね。

対処法として、まず人間観察をして相手をプロファイルし、ざっくりカテゴリー分けします。この人にはこの話題、この集団になったらこのポジションを取る、声のトーン、話し方、話す順番、リアクションの取り方など徹底的に研究しました。

そのおかげで子供時代からしたら信じられないことですが、社会人になってから、ほぼコミュ力のみで仕事しています。

このように土星は最初は苦手であっても、克服すればリターンが大きいのです。土星はコスパ最強なんですね。それに生まれついて得意なこと、感覚でできてしまうことに比べて、苦労と試行錯誤の上に獲得した能力ですから、人に教えることもできるわけです。

対して、片付けを頑張ることで自己肯定感が高まったり、生活が向上したりすることはありますが、それが仕事になったり、人より得意になったりはしないのです。私はカリスマ収納アドバイザーにはなれないですし、どんなに時間を費やしても誰かのフォロワーでしかいられません。ですので、今は片付けに取り組んでいますが、そこにエネルギーを集中させ過ぎないように気をつけなければと自分に言い聞かせています。

土星以外には宿命を表すアンチバーテックス、隷属を表すベスタとの関わりも取り組むべきことですが、それ以外に何もなければ本来は頑張らなくて良いことなんです。

星座別頑張るポイント

自分のホロスコープを例に出して説明しましたが、それぞれの星座ごとに何に対して努力すれば良いのか、その課題や苦手意識について紹介します。ご自身の土星が何座にあるか調べてみて下さいね。

牡羊座土星:空気を読まないこと、自分一人で何か新しいことを始めること、理屈よりも直観に従うこと、情熱と勇気を信じること。

牡牛座土星:5感を研ぎ澄ますこと、上質なものを知ること、遺伝的な要素を受け入れること、受け取り上手になること、人に流されないこと。

双子座土星:良い意味で軽率になること、流行に飛びつくこと、興味を優先させること、コミュニケーション能力を向上させること。

蟹座土星:家庭的になること、地元や仲間を大事にすること、共感すること、大衆的なものを厭わないこと、同調すること。

獅子座土星:主役になること、目立つこと、演技的なスポーツや芸術への取り組み、子供のように楽しんで生きること。

乙女座土星:整理整頓、時間や約束を守ること、事務的な能力を向上させること、批評的な目を養うこと。

天秤座土星:社交的になること、美意識を高めること、芸術に親しむこと、バランス感覚を持つこと、公平性を保つこと。

蠍座土星:集中力を高めること、一つの物事に時間をかけて取り組むこと、一対一の深い人間関係、タブーを恐れないこと。

射手座土星:視野を広く持つこと、冒険すること、海外や宇宙へ興味を持つこと、運動能力の向上、前向きに生きること。

山羊座土星:ステイタスの獲得、地位を得ること、実績を積むこと、コツコツ努力すること、組織を統率すること、忍耐力を高めること。

水瓶座土星:普遍性を持つこと、客観性を保つこと、平等でいること、自由を求めること、新しいものを取り入れること、個性的でいることを恐れないこと。

魚座土星:スピリチュアルな事柄に触れること、目に見えない世界を信じること、美術・音楽・ダンス等の取り組み、奉仕的な運動、他者への愛と優しさ、曖昧な感覚を許すこと。

いかがでしたでしょうか?

私たちは、お金を稼がなければならない、人脈を拡げなければいけない、家事育児を完璧にやらないといけないとか、色々と克服しなければいけないと思いがちですが、自分自身の星を見て、人生の航路をチェックすることが必要だと思います。

本来力を注がなくていいところを頑張ってしまい、もっと伸びる才能を放置している可能性もあります。

わかりやすくするため土星のみでお伝えしましたが、本来はホロスコープを見て、他の星とのアスペクトや全体のバランスを見て判断しています。

興味のある方は是非鑑定依頼をお勧めいたします!

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