ストレングス・ファインダーとホロスコープ

ストレングス・ファインダーってご存知ですか?
アメリカのギャラップ社が開発した才能診断テストで、WEB上の質問に答えることで34の資質の中から、何が自分の「強み」となるのかがわかります。
私は2009年に受けたのですが、昨年頃から「ストレングス・ファインダー2.0」の書籍を本屋さんで頻繁に見かけるようになりました。

ストレングス・ファインダーの結果とホロスコープの結果に共通点があるのか気になったので比較してみることにしました。

(34の資質について詳しく知りたい方は以下のサイトを参照してください)

参考 34の資質Gallup

ストレングス・ファインダーとホロスコープはリンクする?

以前鑑定を受けて頂いたお客様、友人、家族、私のストレングス・ファインダーの結果とそれと同質だと思えるアスペクト等を挙げてみます。
(敬称はすべて「さん」で統一します)

Sさん

1 収集心:双子座の水星と金星(好奇心旺盛)、水星・木星スクエア(雑学好き、知識を拡大させる)
2 内省:12室太陽・水星・金星(12室は一人の世界でじっくり思考する部屋)
3 共感性:水星・海王星オポジション(他者の感情や状況への想像力)
4 個別化:太陽・月・天王星の調停の三角形(個を表し、客観的な天王星が太陽や月に常に働きかける)
5 学習欲:水星・冥王星トライン(探求心や学習への集中力がある)、水星・木星スクエア(知識を拡大させる)

Cさん

1 共感性:太陽・海王星トライン(博愛主義でとにかく優しい)
2 学習欲:水星と金星の合に天王星がスクエア(知識を得ることが楽しく、新しい知識を得て変化する)
3 調和性:月・木星トライン(対立を好まず、穏やかに平和に過ごしたい)
4 収集心:水星と金星の合(知的好奇心)
5 規律性:乙女座の水星と金星、月・土星のオポジション(規律といえば乙女座、月・土星オポジションは真面目な人が多い)

Kさん

1 調和性:天秤座の太陽と水星(バランス感覚、対立を好まない、スマートさ)
2 適応性:魚座の月に射手座の天王星がスクエア(柔軟宮にあり、天王星の働きで変化に強い)
3 原点思考:山羊座の土・木星合(山羊座の支配星である土星は時の神クロノスの象徴、山羊座には伝統、歴史という意味も)
4 最上思考:6室の蠍座の金星・土星合(非常に職人的な気質。1点集中して技を磨き上げる)
5 共感性:10室の魚座月(博愛主義、相手と自分の気持ちの境界が曖昧)

占い師K

1 運命思考:8室太陽と水星(8室は他者と融合する部屋、自分も他人も大いなるものの一部という意識。8室は心霊に関する部屋でもある)
2 着想:水星・天王星トライン(自由な発想、新しさを好むことがアイデアに繋がる)
3 戦略性:水星・火星オポジション(思考で戦う)
4 社交性:月・水星トライン、3室の天秤座土星と木星、7室金星(月・水星はコミュニケーション力を表し、苦手だった土星を克服し、木星で得意が拡大)
5 内省:12室月(12室は一人の世界でじっくり思考する部屋)

ちょっと無理矢理な部分もあったでしょうか?

学習欲と収集心は似ている部分が多いように感じました。

私以外の3人の方は共通する資質がありますが、この方々はホロスコープでもトラインが多く、特に月にトラインが複数あるという共通点があります。共感性や調和性など穏やかで優しそうな資質ですものね。

ストレングスファインダーの得意分野

主にビジネスの世界で認知されているというのがストレングスファインダーの「強み」ですね。
社内教育や社員の能力開発に使っている会社もあるので、社内面談などで行きたい部署や取り組みたい仕事内容のアピールに使えそうです。
私の強みは「適応性」なので~とは言えそうですが、天王星が~とは言えないですものね。

個別化、アレンジ、達成欲、成長促進、目標志向等の資質は、ホロスコープを解釈している中では出てきにくいワードだと思いました。ストレングスファインダー独自の診断結果と言えそうです。

ホロスコープではこれらの才能は見落としてしまう可能性がありますね。

ホロスコープの得意分野

出生時間がわかっていればかなり具体的に落とし込めます。
「着想」でも仕事(6室や10室)で使うのか、趣味やサークル活動(11室)や遊び(5室)で発揮させた方がいいのか、など。
また、双子座の星なら若い人向け、山羊座の星なら年齢が上の方向け、伝統的な分野とか、対象まで限定できます。

仕事で活かせそうな強みや才能だけでなく、生きる目的、使命とも絡めて考えることができます。

芸術性、もらう力、キャラクターや外見的魅力など、ストレングス・ファインダーの診断にはない才能や強みがあります。

ストレングス・ファインダーの診断も答えるまでの時間がわずか20秒だったり、質問内容もどの強みに繋がるのかはっきりわからないものがあるので、無意識的に診断でき、思い込みが入りにくいと言えそうだと感じました。

この主観を入れないというのはホロスコープも得意分野であり、全く意識したことのない世界が提示されるのが面白いところです。

比較したことの収穫

今回、この記事を書くにあたって、ストレングス・ファインダーとホロスコープを比較したことで思わぬ収穫がありました。
それは、ホロスコープを読む上での表現を拡げることができたことです。

例えば、「適応性」です。その時の状況に応じて動く力ですが、変化に強く、同じことを繰り返す仕事などでは退屈してしまうと、ストレングス・ファインダーの本に書かれていました。
変化に強い心で月・天王星のスクエアが適応性に対応するのでは?と考えたことで、月・天王星のアスペクトに「適応性」という解釈が加わったのです。
今までは、月・天王星だと面白いキャラクターとか個性的、アイデア豊富、などでしたから、また新たな読み方を増やすことができました。

そして、「調和性」でも月・木星トラインのような穏やかな平和な心の働きとして出る場合と、天秤座の紳士・淑女的なスマートさとしての調和という、同じ強みの中でもバリエーションがあるように感じたこともありました。
また、「調和性」というとバランス感覚が平等の意識に繋がるのでは?と思い、「公平性」という資質について書かれた箇所を読みましたが、厳格に平等性を求めるところは乙女座的だったり、主観を入れずに全ての人に等しく公平であろうとすることは水瓶座的だと感じて、全く異なる資質ではないかと洞察を深めることができました。

鑑定をする中で、どのように表現するか、どのように伝えるかというのは苦労するポイントでもあるので、ストレングス・ファインダーなど異なる診断テストと交差することで、表現力を磨くことができると気づきました。

スクエアだらけの方の強みや、火星・冥王星など強そうなアスペクトを持つ方の強みも気になりますね。
よろしければコメント欄に書いてくださいね!
色々な方の「強み」とホロスコープの関連を知りたいです。

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