太陽と冥王星のアスペクトを持つ方々、特にハードをお持ちの方を「死なない人たち」と呼んでいます。
冥王星(死)から常にプレッシャーをかけられる太陽・冥王星ハードな方々は死に対して無意識に訓練されており、実際に命が危険な出来事があっても助かることがあると聞いたことがあります。
実際に鑑定をしていて、多数死者を出した現場から一人助かった方等にはお会いしたことはまだ無いのですが、ハードな環境に自ら身を投じていたり、波瀾万丈な人生を歩んできた方が多いです。
非常に頼もしく、(話を聞いているだけでは)面白い方々が多いので、今回は太陽・冥王星アスペクトについてご紹介したいと思います。
太陽・冥王星コンジャンクションの特徴
肝が据わっているというか、非常に落ち着いた雰囲気です。大物感があるといった感じですね。
年下でも先輩のような感じで、軽く頭をはたいたり、茶化してはいけない。こいつはやばいと細胞が反応します。
災害とかでみんながパニックする中で、冷静に指示を出せそうです。麻酔無しの手術でも無言で耐えそう・・・。
野心が強く、権力を求める人もいます。人を指導する立場や専門的な仕事で能力を発揮します。
運が良い方にも悪い方にも強く出やすく、一度の人生の中で栄華と転落の両方を体験することもあります。
太陽・冥王星スクエアの特徴
見た目強そうな人が多いです。特に女性はですね。男性は一見柔和な雰囲気の方もいる印象です。
太冥スクエアの方も落ち着いてはいるのですが、アクションが派手でわかりやすいところがあります。
気に入らない奴らは正面突破でやっつけるような感じ。攻撃力が高く、体力もあります。
人生において強制的な障害が起こりやすいですが、底力と悪運の強さで乗り越えていきます。
ハードな仕事や危険な環境に自ら飛び込んでいく傾向あり。ただ、状況がまずい自覚はあります。自覚はあるけど止められない、もうちょっといけるでしょといった感じで無理をしがちです。
太陽・冥王星オポジションの特徴
天然だったり、柔和な雰囲気の方が多く、一見優しそうな感じです。しかし、太冥ハードのなかで一番やばいのがこの人たち。止まらない暴走列車です。
こだわりが強く、限界を超えて突っ走ります。痛覚が無いのか、疲れない生物なのかわかりませんが、生物的にきつい環境でもやりたい事をやり続けます。
私の友人は薄着でマイナスの気温の中観光し、最終日に「もしかして寒いかな?手袋買った方がいいかな」とのたまっていました。
クライアントの方にも隣の部屋が燃えていたのに気づかず、仕事に没頭していた方もいました。
死なない、というか、死にそうなのに気が付かない人たちです。
友達程度なら楽しいですが、上司にいたら大変そうですね。普通の人にはできないことにエネルギーを注ぎ続けられますので、クリエイターや研究者になれば偉大な功績を残せるかもしれません。
太陽・冥王星トライン、セクスタイルの特徴
冥王星のプレッシゃーが程よく効いている方々です。野心があり、プライドは高いですが、意思が強く努力家で、リーダーシップがあります。
危機的な状況の中でも落ち着いて判断を下せる力があり、政治や責任の重い仕事をこなすことができます。
経営者に欲しいアスペクトの一つですね。ハードアスペクトの方々と比べると、運命に翻弄されることも少なくコントロールも効きやすいです。
冥王星は怖くない?
冥王星は強力な凶星(マレフィック)として恐れられている面があり、ネイタルホロスコープに冥王星があることを嫌がる方もいらっしゃいます。
確かに冥王星のアスペクトがあると、物理的にも精神的にもダメージを受けることがありますが、破壊と再生の星ですから、諦めずに頑張れば再生をもたらし、前よりも状況が改善することが多いです。
太陽・冥王星アスペクトをお持ちの方は苦労しながらも、振り返るとしっかりとしたキャリアを築いていらっしゃいます。
乱世に強い冥王星アスペクトですので、コロナ禍の世界でより一層活躍できるかもしれません。
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