ソフトアスペクトの闘い方

前回のブログでグランドトラインやカイトなど、幸運の複合アスペクトを持っているにも関わらず、人生が上手くいっていないと感じる方について書きました。
幸運の星なのに不幸な人

幸運の複合アスペクトではなくとも、ソフトアスペクトであるトラインやセクスタイルが多い方も悩みが尽きないものです。

ソフトアスペクトが多い方は優しくて、話しかけやすい方が多い印象があります。そのため人間関係でトラブルを抱えることが少なかったり、人生がスムーズに運びやすいと言われているのですが、優しさ故に舐められたり、パワハラにあったり、損な役回りをさせられる傾向もあるのです。

スクエア持ちの方のように「当たって砕く!」という強さも、オポジション持ちの方のように「爆走して無意識のうちに踏みつぶしている」という戦法が使えない場合はどうしたらいいのでしょうか。

火星や冥王星など強そうな星のアスペクトがあれば良いのですが、あってもソフトアスペクトだったり、ハードアスペクトが月・木星スクエアとか、金星と海王星のオポジションとか攻撃力として使えなさそうなものであったりとホロスコープのフィジカルが弱い方の闘い方について考えてみたいと思います。

(今回ご紹介する方法は主に職場で使うことを想定していますが、アレンジすれば家族や友達などプライベートな場面でも使えると思うので工夫してみて下さいね。)

強い人を味方に

自分に無いものは得意な人の助けを借りるという基本的な対策です。
特に8室に星が入っていたり、金星のアスペクトが多いのであれば、庇護運がある可能性が高いです。
正義感が強かったり、人情家や面倒見が良い人で、攻撃力が高い人を味方につけるようにしておきましょう。
飲みの席やランチなどで、軽めに「〇〇さんが怖いんですよ~」とか冗談ぽく言ってみるところから始めてもよいでしょう。

オーディエンスを利用する

人の助けを借りるなんて無理!8室に星なんてないし、金星のアスペクトもない。土星のアスペクトが多いし、長女だし、甘えるなんてできない!という方はこちらの方法があります。
いつも真面目に清く正しくやってきた姿を周りの人は見ているはず。オーディエンスを味方につけましょう。
まず、1対1でやり合わないようにしましょう。特に相手しかいない空間でひどいことを言われたりしても言われ損になります。
オープンな空間で、第3者の目が届くように心がけましょう。
同じように強く言い返すことができなくても、こちらが正しくいることを心がければ、どこかで相手は自滅するはずだし、言われ損のようなことになったとしても、その内周りが味方になります。

察してちゃんを察しない

あからさまに攻撃してくるのではなく、弱者を装って面倒なことをやらせてきたり、時間的・精神的に搾取してくるタイプの対策です。
そもそもですが、「察してちゃん」に力を与えている人は「察してあげちゃう人」だということを肝に銘じましょう。
天然や鈍い人を演じて、とにかく察しないように。
隣の席で溜息をつかれたりしても、仕事が忙しい振りとか、何かに集中していて気づかないふりをしましょう。
しびれを切らして察してちゃんが、
「上司にこんなこと言われちゃって~」とか「今、大変なんだよね~」とか言ってくるでしょうが、
「そんなこと言われたんだ~」とか「そうなんだ、大変なんだね~」と言った感じで、相手の言葉をそのまま繰り返し、共感している素振りは見せるものの、こちらから何か提案したり動かないようにするのがポイントです。
最終的には何か頼まれて引き受けることになるかもしれませんが、察しの悪い労力のかかる相手と認識されれば、次からターゲットになる確率は下がるはずです。

質問には質問で濁す

質問されて答えても、何度も聞いてきたり、やたら掘り下げてくる人っていませんか。
何で?何で?と聞くのが癖になってたり、察してちゃんみたいに別の意図がある?と思わせるタイプへの対策です。
(仕事内容の改善とか会議のアイデア出しとか意味のある掘り下げは別ですよ)
真剣に考えて答えても無駄なので、そもそも答えなくて良いんですが、要らぬトラブルを避けたい場合には、似たような言葉を繰り返して濁しましょう。
察してちゃんの対策と似ています。
「何でかな?」
「何ででしょうね~」
「何でだろうね?」
「謎ですよね~?」
といった感じで、「わからないですよね~」「難しいですね~」「神秘ですね~」「世界は謎に満ちていますね~」でもなんでも良いので、聞かれたらちょっと考える素振りをして、答え方のバージョンを少し変えるだけで通用します。真剣に考えているような演技力が必要とされますが。
一緒に謎に苦しむ仲間として一体感が出てきちゃったりして、意外にも仲良くなれるかもしれませんね。

無言の力を使う

無言になるのが怖いとか、何か言わないといけない気がして、自分から余計な一言を言ったり、仕事を引き受けたり、相手に譲歩してしまう方は、考えたふりをして少しの間黙ってみましょう。

これは、私が営業をやっている時に得たテクニックです。クロージングして、お客様の答えを待っている間が不安で、言われてもいないのに値引きの提案をしたり、追加で情報を伝えたり、相手に譲歩しようとしがちだったんですよね。

そこで、クロージングしたら10秒は黙っているように心がけました。相手側が答える番であり、ボールはそちらに渡っているので、黙っていれば必ず何かしら答えてくれました。

沈黙の後、すんなり契約になることもありましたし、無言でいることの力を知りました。

この方法は、仕事、プライベート問わず、こちらが不利になることを言わせようとしている相手に使えます。

何か言わないと!と焦ったら、考えるふりをして5秒、10秒黙っているというルールを自分に課すようにすると、今までと違った結果になることが増えるでしょう。

人の責任を負わない

管理職でもないのに、大きな責任を感じて自己犠牲的に動いてしまい、必要以上に苦労を背負いこんでいる方向けです。
社員どころか、契約社員や派遣やパート・アルバイトであっても、責任感が強く、人が足りなくなってシフトが機能しないことを避けるために残業や休日出勤したり、上から無茶振りされた仕事を何とかこなすために、創意工夫をしたり、自腹を切って必要なものを準備したりしてしまう・・・。

従業員の責任感の強さは日本人の美徳であり強みであるとは思いますが、本来責任者ではない従業員がマネージャーの仕事の領域に入ってきたり、経営者の気持ちになって仕事をすると、それに見合った成果や報酬を得られず、ただただボロ雑巾のように疲弊して、時間・労力・精神力を搾取されたかのようになってしまいます。まるで、自ら望んで奴隷になるように。

責任感やそれを負わない罪悪感を感じたら、一呼吸おいて周りを観察してみましょう。みんながみんな責任を負って献身的に仕事しているでしょうか。そうじゃない人も結構いるんじゃないですか?

自分もそうなったらこの組織は崩壊してしまうとか、お客さんに迷惑がかかるとか、会社の業績が傾いちゃうとか不安になるかもしれませんが、そうなった時に動くのが、組織の長であり、管理職や経営側の役員たちですよね。それを従業員レベルの方が負っているとバランスが崩れておかしくなります。

そもそも、会社のためを思ってやったことでも、間接的に上司の仕事を取っちゃってることになるかもしれません。だから、こんなに頑張って、自己犠牲的に働いてるのに評価されない!という悩みに繋がっているということも考えられます。

頑張り過ぎているように感じたら、最低限の仕事以外はやめてみるというのも一考です。
本来動くべき人たちが動き出して、一人で頑張っている時より組織が上手く回ることもあります。

これは家族間や友人、恋人に対してもあてはまりますね。人の問題を肩代わりしようとすると、結果的には疲弊するばかりで、問題は解決しないものです。

イライラさせ屋をスルーする

余計な一言を言ってくる人、言い方に含みがあってなんだかモヤモヤさせる人、タイミング悪く仕事を頼んでくる人、色々いらっしゃいますよね。
どうしてこんなこと言われたの?自分にも非があるの?相手にも何か事情があるの?とか色々考えてしまい疲れる原因となります。

そんな時は、頭の中に「イライラさせ屋」というフォルダを作って、なんかイライラ・モヤモヤさせてくる人や困った人たちを一括格納しましょう。
選別は雑でいいんです。不快感を感じたら、「はい!イライラさせ屋に格納!」といった具合ですね。

そして、人をイライラさせることによってポイントを稼いでいる仕事の人というイメージをしましょう。イライラしたら相手の思う壺、ポイントが入っちゃいますよ!
イラッとしても、「またイライラさせ屋が活動してるよ。頑張るな~。働き者だな~。」くらいに思っておきましょう。

そうすることで、不要なことを考えて疲弊する時間が減ります。

思いつく限り対処法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
客観的な視点から考えると、自ら苦しい状況にしてしまっている部分もあるように思いました。

優しさ、真面目さ、責任感など長所である部分が仇になっているんですね。
考え方の修正と、少しの演技力で状況を変えられる可能性は高いです。

特に、待つこと、何もしないことが重要ですね。強く言えなくても、断るのが苦手でも、こんな静かな闘い方もあると参考にして頂ければ幸いです。

 

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