スターウォーズ俳優の三者三様

昨年末、スターウォーズのエピソード9/スカイウォーカーの帰還が公開され、スターウォーズシリーズが完結しました。

公開日の翌日に鑑賞し、壮大なテーマが遂に完結したことと、エピソード4・5・6の出演者も再登場し非常に感動しました。

ルーク、レイア、ハンソロの3人が本人のままでエピソード7・8・9に出演し、映画ではあるものの、そこには本物の時間の流れがあり、人間の人生がオーバーラップしているところに叙事詩としての真実味をもたらしている気がしました。

スターウォーズ・エピソード4が公開されたのは1977年。世界中で大ヒットするシリーズとなりました。

エピソード4に出演し、ほぼ無名だった3人は一躍脚光を浴びましたが、その後ハリウッドスターとして成功し、スターウォーズ以外でも世界の人々の知るところになったのはハリソンフォードだけです。

他の2人は一番有名なのはスターウォーズで俳優の名前よりもルークとレイア姫という役柄で認知されることとなりました。

この3人の運命を分けたのは何だったのか。とても気になったのでホロスコープを見て検証してみました。

ルーク:マーク・ハミルさん

1951年9月25日14時03分 カリフォルニア州オークランド生まれ

7室・8室・9室に星が集中しています。

MCに海王星がコンジャンクション。映画の世界で世に出る人です。

太陽と月はセクスタイルで人あたりがよく、穏やかな性格であるものの、太陽・土星合で真面目過ぎて融通が利かないところや、土星・天王星スクエア(オーブありますが)と木星・天王星スクエアで偏屈なところもあり、良い奴なんだけど面倒くさいとこあるよね、って印象を与える性格のようです。

実際、エピソード8のルークの改変について批判したり、「エピソード9は誰の子供時代もぶち壊しませんように」とかTwitterでコメントしちゃったりしているようです。

また、トランプ大統領が嫌いなようで、ツイッター社の株式を買収し、トランプのアクセスを禁止させるキャンペーン寄付したりもしているとか。

こういうところじゃないですかね。ハリウッドでやっていくには清濁併せ飲まなきゃいけなでしょう。飲めない濁が多そうですし、いちいち世間に意見を表明しそうですからね。

役者というある意味受け身部分が多い仕事にしては、正義感や拘りが強いところが仇になっていそうです。

もっと濁をガブ飲みして権力のある人に媚びないと!

スターウォーズ以外ではハリウッド映画での出演はパッとしなかったものの、アニメやゲームの声優としては活躍し、マンガのクリエーターなどもされているようです。

いくら太陽・土星で真面目とはいっても、MC海王星ですから普通の仕事は向いていないんですよね。アニメやマンガの仕事はとても良いと思います。

3人のお子さんにも恵まれ、離婚などスキャンダルもないようですから、人生は大成功なのではないでしょうか。

マークさんが不満を抱えながら演じたエピソード8のルークが私は一番好きです。年月を経た威厳や渋さがあり、苦悩を抱えながら過ごしたジェダイの騎士の雰囲気が出て、若い時よりかっこいいと思いました。

太陽・土星のアスペクト持つ方は年齢を重ねた方が魅力が引き立つのではないでしょうか。

レイア姫:キャリー・フィッシャーさん

1956年10月21日12時49分 カリフォルニア州バーバンク生まれ(ビバリーヒルズ出身との情報がありますが、米国のサイトの出生地で作成)

出した瞬間になんて生き辛そうなホロスコープ!という印象を持ちました。詳しくは後述します。

金星・木星合に月がトライン。美貌と富に恵まれているアスペクト。

金星・火星のオポジションもあり、強い性的魅力で異性を惹きつけます。マーク・ハミルも恋仲になりかけたそうですし、ハリソン・フォードとは不倫していましたね。

太陽・海王星の合で芸術的な才能があり、映画ももちろん適職です。MC付近にエレベートしていますので、スターウォーズで有名になったのも納得ですね。

しかし、太陽・海王星は混沌と精神的な病、依存も意味するアスペクト。若い時からドラッグ漬けで60歳で急死された際も大量のアルコールとMDMA、コカインが検出されたとのことです。

特にきつそうなのが、月・土星・冥王星のTスクエアです。常に目の前に死の恐怖が突きつけられているような状態。強い自責感、義務感が心を苛み、緊張状態が続いていることが読み取れます。

メンタルの病と依存(太陽・海王星)と躁(金星・木星・火星)鬱(月・土星・冥王星)でめちゃくちゃな状態です。

更に月・土はドラゴンヘッドとテイルのノード軸と重なっていますから、冥王星からスクエアで攻撃され人生の軸をへし折られています。人生の進む先(ドラゴンヘッド)には苦労(土星)があり、心(月)は異常な状態(ドラゴンテイル)です。

このような大変なアスペクトを持った方は平凡な生活をしているとよりダメージを受けることがあるので、特殊な世界というのは悪くないんですが、太陽・冥王星ハードで強さがあるとか、グランドトラインやクレイドル、ミスティックレクタングルなど加護を受けられる配置がないと難しいところです。

スターウォーズのレイア姫以降は映画出演はあるものの、主役を演じたり、印象的な役で有名になったりは無かったようですね。

キャリーさんのパラスは水瓶座17度。防衛に関する度数です。

対して太陽は天秤座28度で霊的な力が手助けをするという度数。

防衛に入りすぎて、信じて受け取るべき助けを受け取れなかったのかもしれませんね。トラウマを感じるホロスコープですから、基本的に人を信用できないところがあり、そのせいで孤立する。たまに信じた時は、まずい人を信用してしまい騙されることがありそうだなと想像できます。

ハン・ソロ:ハリソン・フォードさん

1942年7月1日11時41分 イリノイ州シカゴ

星の多くが天頂付近に集結し、THE 表舞台で活躍する人、といったホロスコープです。

MCには水星合、知性が仕事になる配置。大学では哲学や英文学を専攻し、映画でも色々アイディアを出されるなどインテリジェンスが光る部分があるようです。

アセンダント付近に海王星があり、映画スターの素養を示しています。

太陽と月が合で心と社会が一致するアスペクト。目上の人からの引き立てもあります。更に太陽は蟹座20度セレナーデを歌うゴンドラ乗りのシンボル。社会が求めるものと個人の調和。適応性の高さを示しています。

葛藤を感じることなく社会の一線で活躍できそうです。

スクエアも水星・海王星しかありません。(金星・海王星はオーブ広すぎのため除外)

セクスタイルが多く、実行能力がありスムーズに進む人生。

映画の仕事が軌道に乗るまでは時間がかかっておりますが、風に乗ってからは落ちることなくどこまでも高く上り、インディ・ジョーンズという代表作を持ち、それ以外にもハリウッド映画で主役、準主役級のキャリアを築きました。

下積み期間は大工仕事をしながらオーディションを受けており、大工仕事も腕が良いと知られたくさんの顧客がいたとか。

今年で78歳になられますが、インディ・ジョーンズの新作が今年公開されるそうです。凄いですね。

まとめ

三者三様のホロスコープでしたが、共通点としては星の多くがホロスコープの上部にあること。特に太陽は10室か9室で天頂付近。海王星はMCやACSのアングルにコンジャンクションしていること。これらが映画で有名になるのに必要な部分かと思います。その後の活躍は邪魔するような星があるのかというのが分岐点ですかね。

アメリカの有名人は生まれた時間が公表されていることが多く、ハウスの影響がわかりやすいですね。

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