デヴィ夫人のホロスコープ

貧困からインドネシア大統領の第3夫人となり、御年78歳にして美貌を保ちながらバラエティーで活躍しているデヴィ夫人のホロスコープです。

1940年2月6日東京生まれ。生まれ時間は不明のため、正午で図を作成しました。

月・金星・天王星・海王星で西洋凧のような形になっており、カイトと呼ばれる特殊アスペクトになります。
月は1日で12度動いてしまうため、生まれ時間がわからないことには特定できないのですが、この配置はすごくデヴィ夫人らしいと思いますので、9時から15時くらいの生まれであってほしいですね。

月と金星のセクスタイルは鑑定した方でも美人の多いアスペクトです。金星・木星のアスペクトより美人が多かったですね。
月・金トラインやスクエアよりもセクスタイルに美人多しです。
金星と海王星のオポジションは理想の美しい世界を夢見る力となります。
デヴィ夫人は幼い頃、食卓に雑草が並ぶほど貧しかったそうですが、そんな中で社交界デビューする夢を見続けました。
自分のいる世界と違い過ぎるので、普通の人ならすぐに諦めてしまいそうですが、夢見ることを止められないくらい強い力、これは金・海オポジションのなせる業だと思います。
そしてカイトを構成する星の一つに天王星もあります。
デヴィ夫人のエキセントリックな魅力や不可能を可能にしてしまう力は天王星の影響と思われます。
カイトを持っている人は目立つ人が多く、本人が好むと好まざると注目を集めがちです。
若い頃のデヴィ夫人の美貌は凄まじいですが、カイトの影響で更に人目を引いたのではないでしょうか。

正午近くの生まれなら、カイトだけではなく、月・土星・冥王星でTスクエアも形成されます。
忍耐を強いられ、人生が自分の思い通りに進まなそうな星の組み合わせですが、耐え抜く力や意思も強く突破力がありそうな配置です。
苦難にあっても諦めず這い上がっていきそうですね。
カイトだけだと人気運や目立ちやすく華やかな人といった感じですが、外国人としてインドネシア大統領に嫁いだり、その後クーデターでパリに亡命するはめになったり、70歳過ぎて芸能界で活躍したりといったハードな人生でも負けない力はTスクエアによるものではないでしょうか。
また、デヴィ夫人の気性の激しさ、つい手が出てしまうところなどは月・火星の短気なところ(火星がお羊座なので更に気が短そうです)、右手で花を差出し、左手でナイフを隠し持つと例えられる社交界を楽しめたのは月・冥王星のオポジションによるところのような気がします。
太陽・天王星のスクエアも波瀾万丈な変化の多い人生や、エキセントリックな気性を表しているようです。

運勢を見てみると、スカルノ大統領と出会った1959年には天王星が誕生時の太陽に180度、誕生時の天王星に90度でTスクエアを作っています。この時期に人生が急変化していったようです。
スカルノ大統領がクーデターに遭った1965年は海王星が誕生時の太陽に90度の角度を作り人生に混乱をもたらしています。冥王星が誕生時の太陽とアスペクトを取る時も人生を根底から揺るがすようなことが起きるのですが、海王星も確固としていたものを溶かしてバラバラにし、路頭に迷わせるような作用があるので要注意ですね。影響を受けても、それをバネにしてステップアップしていったデヴィ夫人は凄いです。

現在、海王星がデヴィ夫人の金星に重なろうとし、冥王星もその金星に60度の角度を取ろうとしています。
デヴィ夫人の魅力がより増して、ますます活躍されそうです。

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